1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
*事態の悪化
そしてそのまま愛夢を連れて病院を後にした。



「愛夢、これから俺と出掛けないか?」


「えっ?」


「ちょっと涼雅くんっ!!」


「香菜ちゃん、お願いだ。絶対に、無理はさせないから」


「(涼雅くん…)…わかったわ。愛夢が良いって言うなら…」


「ありがとう。愛夢、どうする?」


「うん…(一緒にいたら少しは何か思い出せるのかな?)…行…、く」


「よしっ、じゃあ決まり。行こうぜ!!」


「えっ、あっ、うん。また明日ね、香菜」



と涼雅に手を引っ張られ行ってしまった。



「あの、如月…、くん…?」

< 86 / 316 >

この作品をシェア

pagetop