1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「やっぱり?」


「うん。何だかね、ここに誰かと一緒に来てる気がしたんだ。

つい最近のはずなのに、誰と来たかは覚えてないんだよね…」


「そっか…(誰かわからないか、ここに来ているのは覚えているのに…)」


「涼雅?(何でそんな寂しそうな顔をしたの、今?)」


「何でもない。ほら、行くぞ」



と言いながら、私の頭をポンポンと叩いた。



「うん」



いろいろ見ているうちに、ジュゴンの水槽に来ていた。



『ねぇ~~~、見て!!ジュゴンだよ』


『へぇ~、珍しいな』

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