1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
そう一言だけ言うと、気を失って倒れてしまった。



「愛夢っ!!(俺を思い出し掛けた…思い出そうとしたから…なのか?)」


そう考える涼雅だったが、急いで医務室の場所を聞き、愛夢を運んだのだった。


それから数十分経ってから愛夢は目を覚ました。


愛夢が目を覚ますと、ようやく涼雅もホッとした表情になった。


「大丈夫か?」


「…」


「愛夢?」


「ここ…何処?貴方、誰?」


「(!?)何も覚えていないのか?」


そう聞かれ、私は黙ってコクンと小さく頷いた。


「(さっきのかなりの痛みで、また振り出しに戻った…っていうことなのか?)

ここは水族館だよ。俺と遊びに来てたんだ。俺は如月 涼雅、お前の幼なじみだよ」

< 93 / 316 >

この作品をシェア

pagetop