1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
[涼雅side]

こうなるともう、嘘は付けなくなった。


俺は愛夢の両親に全て説明した。


2人はただ黙って話を聞てくれた。


俺のせいで…、と言って謝っても俺のせいじゃないって言って、

決して俺を責めようとはしなかった。


そして、愛夢は遂に入院することとなった。


このまま学校へ通ったり普通の生活をするのが困難になったからだ。


いつ倒れるかわらないくらい、体は衰えていたからだった…。


愛夢は全くわからないまま入院生活を送る破目になっていた。


俺と香菜ちゃんは学校帰りに必ず愛夢の様子を見に行くのが日課になっていた。


そして、今日も…。


[涼雅side 終]

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