‐すまいる‐ ‐先生の瞳‐
「おーっ?なんだあ?佐々木は遅刻かあ?」






…先生…








雪絵の大好きな…







田原 光輝先生…







「あのっ…盛岡先生を…」





「今日は英語か?」





「はいっ。」







「分かった。ちょっと待ってろよ?」






そう言って先生は雪絵の担当、盛岡先生を呼びに行った。

雪絵が好きな先生は高校生の範囲だ。
今年受験の雪絵には担当になって貰えない。




「雪絵ちゃん。遅かったね~っ。しっかり延長するからね!」

盛岡先生は女の先生。

面白いんだ。



「あーあ。残念だったなあ佐々木。まあしっかり勉強しろよ!」



…先生。







先生が私に関する言葉を発するだけですごく嬉しいんだ。






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