美少女戦隊☆U4ジャー
見える限り、
街灯と
自動販売機
コンビニ
以外の明かりは
見えない。
あのコンビニに
人はいるの
だろうか…。
車は一台も
見当たらなければ
歩いている人も
見つけられない。
明かりが
ついている家は
一軒もない。
「夜中だから、
ぢゃないよね?」
みゆグリーンが
驚き、
街が映し出された
画面に手をあてる。
「みんな、
家に親とか、
いた?」
ゆきなイエローが
聞く。
「わかんない…
飛び出してきたし」
あすみレッドは
不安そうな顔だ。
「うちも
わかんないよ」
るみかブルーも
不安に満ちている。
みゆグリーンは
首を横にふった。
ゆきなイエローは
小さく息を吐いた。
「戻ってみる?」
「意味ないよ、
たぶん絶対いない」
あすみレッドが
答える。
「……ね。
一応電話して
みない?」
るみかブルーが
壁に設置された
受話器を
手に取った。
「…一応してみて」
みゆグリーンが
言った。
受話器から
機械の声が
こう言った。
【どちらへ
お掛けになりますか?】
「るみかブルーの家」
るみかブルーが
答えると、
プルルルル…と
呼び出し音がなる。
るみかブルーが
首を横にふる。
「出ない。」
「一応ケータイにも」
あすみレッドが
言った。
るみかブルーが
また受話器をとる。
「るみかブルーの
母のケータイ」
同じ結果だった。
「ポークァーの
仕業なの…かな?」
みゆグリーンが
言った。