美少女戦隊☆U4ジャー
「…わかんない」
あすみレッドの顔は
いつになく
真剣だ。
「誰のせいにしろ、
うちらが
どうにかしなきゃ」
るみかブルーの声も
真剣で他の3人に
重く響く。
ゆきなイエローと
みゆグリーンは
黙って頷いた。
U4ジャーは
UFOに
乗ったまま
街の様子を
見て回った。
「本当に誰も
いないね……」
みゆグリーンが
呟く。
「なんで、うちらだけ」
るみかブルーが
壁に寄りかかる。
「そんなの
決まってんぢゃん!
うちらが
正義の味方だから…」
あすみレッドの
言葉を
ゆきなイエローが
遮る。
「さっきの真剣さは
どこ行ったの?」
「だって!!
湿った空気やめようよ!」
あすみレッドが
(自分が思ったより)
大きい声を
出したもんだから
3人はビクッとした。
「確かにっ」
るみかブルーが
同意した。