美少女戦隊☆U4ジャー
その先には
銀色の扉の
ようなものが。
U4ジャーは
階段をかけ上がった。
扉には
取っ手もなにも
ない。
「どうやって開けるの?」
みゆグリーンが
るみかブルーを
見ると、
るみかブルーは
人差し指を立てて
静かにするよう
ジェスチャーした。
「何か聞こえる」
「下が少し開いてる。」
あすみレッドが
階段を少し下りて
銀色の長方形の
下の隙間を覗く。
「足が見える」
るみかブルーは
耳をあてて
中の音を聞く。
「ミセス様たち
いつ帰って来るん
だよー?」
男の声だ。
「知らねぇよ
…にしても遅いな」
別な男の声。
「あいつらにまた
手こずってんのかな?」
さっきの男の声。
「中に二人
いるみたい。
しかもポークァーの
手下だよ」
とるみかブルー。
「わかった」
あすみレッドが
踏み出す。
「この隙間なら
いけるかな…
【妄想爆弾!!】」
あすみレッドが
隙間に爆弾を
ひとつ投げ込む。
ボンッ!!!
と爆発音がして
男たちの悲鳴が
聞こえる。
「大丈夫。
死にはしないから
たぶんさっきの
天然ビームみたいな
光景が…」
笑いまじりに
あすみレッドが
言った。