美少女戦隊☆U4ジャー


─…


るみかが立ち上がると
みゆが驚きの形相で
走ってきた。

「みっみゆ!!」

るみかが言うと、
みゆは気づいて
急ブレーキをかけた。

「るみかぁ~!!!」

そう言ってその場に
座り込む。

「死ぬかと思った…」

虚ろな目で絨毯を睨む。

「…w…なにがあったの?」

るみかは微かに
笑いながら言った。

「ドクロが急に
しゃべって、"やぁ"って」

片手を上げてみせる。

「ああ。ありえるかも。
さっきまでドクロ
しゃべってたし」

「しゃべったの??」

みゆが立ち上がって
おしりを叩く。
白いホコリが舞う。

「うん。
Mrs.ポークァーの声で」

「まぢで…」

またパンパンと叩くと
ホコリが舞った。

「みゆがいるってことは
やっぱりみんないるな」

「そっか。早くここ出よう」

そう言って
みゆはせきをした。


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