美少女戦隊☆U4ジャー
─…
あすみもまた
とりあえず屋敷内を
歩いていた。
ふと横を見ると
ピンクの扉に金文字で
"仏間"
と書いてある。
あすみは気になって
ドアを開けてみた。
するとそこには
畳が敷かれていて
座布団などが
隅に積まれている。
そして奥には
豚の像が奉られていた。
金色で
額に小さい丸がついてて。
あすみは
吹き出しそうになるのを
こらえてドアを閉めた。
「なにアレ…w」
しばらく暗い廊下を
歩き続けると
十字路にあたった。
「どうしよう。
てゆかこの城、
どんだけ広いの???」
なんとなく
右へ曲がると
鎧を着た赤い骸骨が
立っていた。
あすみは
それをまじまじと見て
「さっきから
趣味が理解できないw」
と言った。
すると
「俺も全くわからねぇ」
赤い骸骨は急に
声を発した。
「!!!???
骸骨がしゃべった!!!」
「その驚いた顔、
たまんねぇなぁ~」
骸骨はニヤリと笑う。
あすみは驚きながらも
事態を理解することに
成功した。
「ワン○ースの
ブ○ック的なね…。
できたら高い声で
ヨホホホって
言ってもらえませんか?」
「いいぜ。
ヨホホホホホホ…」
「おぉーー!!
似てます!!感動です!!!」
あすみは
骸骨の手(の骨)を握った。
「よく言われるからな。
朝飯前だぜ。」
「漫画の世界だと思ってた~」
「この世は
未知のものに溢れてる
ってことよ」
骸骨は首(の骨)を
ポリポリとかく。
「にしてもお前は
さっきの奴とは
全くちげぇ反応だな」
「さっきの奴??」
あすみは
骸骨のずれてる
兜をなおした。
「ありがとよ。
さっき俺に
ぶつかってきてよ、
挨拶したら叫びながら
逃げてったよ。
あいつの表情も
最っ高だったな…」
あすみは話を聞いて
みゆだなと思った。
「まぢか…w
ありがとうございます。」
「おうよ。
知り合いなのか??」
「はい、友達で」
「じゃあ他のものには
ぶつからないよう
伝えてやってくれ。
俺とは違って
襲ってくる奴もいるからな」
骸骨は左方向を差して
「あっちに行った。」
と言った。
「骸骨さん親切に
ありがとです♪
それじゃっ」
「いいってことよ」
あすみは
骸骨に手を振って
みゆが行ったという方向へ
歩きだした。