美少女戦隊☆U4ジャー
脱出
………―
「上手くいったのか」
低い声が
広い室内に響く。
「はい!!
あやつらは今頃
私の古い城で
あたふたしてるはずです!!」
Mrs.ポークァーは
意気揚々と答えた。
「そうか…」
すこし満足気に
笑って見せる。
それを見て
Mrs.ポークァーは
胸がキュンとした。
「なにしている!
お前の本来の任務は
これからだろう!!!!
さっさと行け!!!」
雷が落ちたような声が
曇った窓を震わせる。
「っぁ!!!
もっ申し訳ありません!!
失礼しますっ!!」
Mrs.ポークァーは
あたふたと出ていった。
「…ふっ
本当にトロい奴だ」