美少女戦隊☆U4ジャー


「ねぇ…あのさ」

あすみが呟く。

4人はそれぞれ
松明を持って
固まって歩いていた。

「なに?」

るみかが聞いた。

「さっきからずっと
カサカサって音が
後ろから微かに聞こえるん
だけど…」

「なにかいんの?」

みゆが松明を持った手を
ぶんと振り回す。

「うわぁっ
みゆ危ないんだけど!!」

松明が目の前を通り
るみかがキレる。

「松明持ってんだからさぁ」

ゆきなもキレると
みゆは謝った。

「あ,ごめん…」

「で、なんだっけ??」

るみかがあすみを見る。

「だからカサカサって」

すると
カサカサという音が
4人の耳に届いた。

「ホントだ」

みゆが言った。

そしてその音は
だんだんと大きく
なってきている。

「なんか…近づいてる?」

るみかが
松明をかざすが
あまり見えない。

「ね!いまなんか光った!」

あすみが叫ぶ。

「光ったぁ?!!なにそれ!」

ゆきなも目を凝らすが
メガネがないので
あまりわからない。

するとあすみだけ
後退り始めた。

< 62 / 66 >

この作品をシェア

pagetop