電車の中で見つけた
私は、ミニバンといわれるような車で、無理矢理飛ばしているよりも、スポーツカーで、それこそ定められた速度で、余裕に走っている方がよっぽど格好良いと私は思う。

十代の頃に好き勝手やっていた者の方が、年を重ねてから意外と落ち着くとも言う。

そう思うと、やはり十代の頃に無茶をするぐらいが丁度いいのかも知れない。

そう生きてきた私が、身勝手にそう思うだけかも知れないが。


ただ、世間には、どうか私が見た彼らのような者達を偏見だけで見ることはやめてほしいものだ。

風貌は滅茶苦茶だが、顔を見てみれば、以外と素直そうである。

その笑顔はどこからくるものか。

それは、ただ馬鹿騒ぎするというのではなく、様々なものを真剣に考え、今ある、手に届く範ちゅうで楽しもうと努力している姿だ。
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