モノクロ
1発目が上がってからなかなか次は来ない

終わりか?


古川さんも上がった花火の方を背にし橋に寄りかかっていた


そして話し出した


『突然手紙なんて渡してごめんね
ビックリしたよね』


『いや、まぁ少しは』


『だよね
実は話したいことがあって…』



その時、自転車に乗った中学生ぐらいの男達数人が俺達をジロジロ見ながら通り過ぎていった


古川さんはそれが気になったのか


『橋の下…行こっか』


『お、おう』
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