モノクロ
『高田商店なの!』



『たかっ…!!マジで?!』



『よっちゃんよーく見て!
いつもお店にいるおじさんにどことなく面影が…』



2人でよっちゃんを見ると照れたのかどこかヘ行ってしまった



高田商店とは俺達がよく行っている駄菓子屋
そこにパンチパーマに眼鏡を掛けた、見た目ヤクザな親父がいるんだが(性格はいたって温和)それがよっちゃんだという



今のよっちゃんを見ると、どう間違えてあーなったのか…
生い立ちを見てみたい



つーか俺までよっちゃんって呼んでるし
ま、いっか!



『でもまさか45年も前に来ちゃったとは…信じられないよ』



『俺も…』



『ちゃんと帰れるかな…』



2人黙り込む



『いや、帰るんだよ!方法は必ずある!
2人力を合わせ…』


『弘くん、ゆずちゃーん!』



おい…!結構いいとこだったのに!
< 33 / 50 >

この作品をシェア

pagetop