バカな君
「・・・で。
空は私に協力してもらいたくて、
空に幸せになってもらいたくて、
その子には好きな人がいるのに・・・っ!
できもしない話、引き受けちゃったの・・・!!」
ないちゃダメ。ないちゃ・・・
「泣いていいよ。お姉ちゃんの泣き顔も、泣き声も、私一回も見たことない。
お姉ちゃんは、バカじゃないよ。冷めてるわけでもない。
ちょっと頑張りすぎて、頑張りすぎただけなんだよ。」
そういって、日向は泣いた。