数字の2…
「お父さん…が頼んだの?」

「いや、お母さんじゃないのかい?」

「私は、何もしてないわ。お姉ちゃんの御友達じゃないの?」

「私にこんな友達居ない!こいつの仕業じゃないの」

と言って弟を指差したところで家族全員一巡して、そこに立っている赤いじいさんは、赤の他人と言う事が判明した。

「あ…なた、何者ですか?」

「お~私、何者でも有りません。通りすがりのサンタクロースです」

家族全員が顔を見合わせた。

子供達も含めて「私はサンタクロースでーす」「はい、そうですか」と、素直に信じる方が、難しい。

しかも、サンタクロースと名乗った男は少し疲れて居る様だった。
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