piece 繋いだ手の温もり
何かにぶつかった。



「っッぁ~~~!!」



開いたドアの後ろから、人とは思えないような声が聞こえた。




『す・・すいません!大丈夫・・・じゃない・・・?』



「ぁー・・・大丈夫!!俺石頭だからこんなのへっちゃら!」




あたしがぶつけてしまったであろう人は、茶色い髪の毛に、結んだ前髪の下のおでこを赤く染めてしゃがみこんでいた。



『で・・でも赤くなってるし・・・冷やさないと・・・。と、とりあえず家入ってくださいッ』




ここはまずい。

強烈な音に気づいた2つ隣のおばさんが窓から覗いていた。
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