チューリップの王子様

城に着き部屋に戻る

現在もカノンは震え続けている


「カノン」


俺が声をかけるだけで過剰反応をする

体が震えてビクビクしている

きっと無理矢理触ったら怖がるんだろうと思って触らなかったけど…

ごめん…俺が無理…
嫉妬でどうにかなってしまいそう

俺はビクつくカノンをゆっくり、出来るだけ優しく抱き締めた


「っ!?」


俺が触れるとビクッと反応して、体を強ばらせたのがわかった


「ごめんね…でも今は離したくない…」


ごめんね…

カタカタと震えているカノンの体をギュッと抱き締めた

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