チューリップの王子様

私が煎れた紅茶を飲みながら作業を進める二人…

やることも無いので、なんとなく仕事をこなすグレイ様を見てしまう

そして、カップを傾けるグレイ様の口元に目が行く…


数日前…
グレイ様にキスをされた

それ以来
唇に目線が行ってしまう

そして、一人でこっそりドキドキしている


どんな意味でしたのかなんて分からないけど、あの時の私は凄く幸せだった


どーしよ…顔が熱い…
ちょっと思い出すだけで体温が上昇する

きっと、顔が少し赤くなってる

でも、グレイ様は仕事に集中してるからバレてない

主人に恋してるなんて、バレたら大変だもんね…

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