チューリップの王子様

「カノンっ?!どうしたー…って、熱っ?!」


中庭で倒れていたカノンを抱き起こすと凄い熱だった


「とりあえず、部屋まで運ばないと」


そう言って、カノンを姫抱きして急いで部屋に運ぶ

部屋まで戻る途中で会った適当なメイドに、氷水とタオルを要求しながら部屋に到着


「レイン」

「はい」


部屋に入るとレインが待機していた

診察セットを持って…

本当…
出来る執事で助かります


カノンをそっと俺のベッドに寝かせると、すぐにレインが診察を始めた

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