チューリップの王子様
その後も私を無視して仕事を続けるグレイ
つまんない…
いつもなら、少しはかまってくれるのに…
あれ?そー言えば…
グレイの執事が居ない
いつもは、グレイの仕事の手伝いの為に近くにウロウロして、私とグレイの2人っきりの時間を邪魔するのに…
もしかして…チャンス?
「ねぇー…グレイー…」
今まで何人もの男を虜にしてきた最上級の甘え声を出す
そして、胸を強調しながらグレイに密着する
これをすれば大抵な男は狼に変貌する
「…スミレ」
ほら
グレイだってこの通り…
仕事していたペンを置いて私に向き直った