チューリップの王子様

周りがザワつく中、脇目も振らず部屋まで行く

途中で会った大臣が何か騒いでいたが無視した

そして、やっと部屋にたどり着きレインがすぐに治療を始めてくれた


「レイン…カノンを頼んだ。俺は、扉の向こうの騒ぎを治めてくる」

「はい」


レインの返事を聞いて、俺は1人扉の外に出た

扉の向こうでは、大臣と大臣率いる部下達が騒いでいた


「グレイ様!自分が何をしているのか分かっているんですか?!ブラッド・アイを庇うなど…意味が分かりません。分かりたくもありません」


俺が姿を現した瞬間
大臣が興奮気味に俺に怒鳴る

< 171 / 214 >

この作品をシェア

pagetop