チューリップの王子様

「分かればいいんですよ」


大臣は納得するように頷く

そんな大臣に俺は言葉を続ける


「ただし…カノンの病気が完治して、更に俺の儀式を終えるまでは…俺のメイドだ」

「……まぁ、いいでしょう」


一瞬何かを考えた大臣だったが、なんとかその条件は飲んでくれた


そして、やっと扉の前が静かになった

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