チューリップの王子様

でも、俺も引く気はないよ


「カノンの瞳は…俺が隠したんだよ。だから、皆を騙していたのは俺。カノンは悪くない」


カノンと居たいから俺はカノンの赤い瞳を隠した


「しかし…グレイ様?王となる貴方が、メイド上がりの女性を選ぶなんていけません。やはり王族は王族同士で」


っと言うのは大臣

王になれなかったから、スミレでも手駒にしようとしてるの?

そんな手には乗らないよ?


「国名は言えないけど…カノンはある国の王女だよ。隠されてたから皆が知らないだけ」

「証拠があるんですか?!」

「ないよ。ってゆうか俺は、たとえカノンが王族じゃなくても選ぶよ。カノンのことを愛してるから」


俺はカノンがいいんだ

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