チューリップの王子様

「あ、そうだ。大臣」


そう言ったグレイ様が私を後ろから抱き締める
そして、私のお腹に手を添える


「俺の責務。作ったよ子供。よかったね大臣」

「ッ!?」


勝ち誇った満面の笑みを浮かべて告げるグレイ様

私が目を覚まして3ヵ月
初めてのソレでグレイ様は見事にヒットさせた


身籠った私を溺愛してくれる愛しい人

その、愛しい人との子供はどんなに子なのかな?


もしかしたら、ブラッド・アイかもしれない
でも、大丈夫だね


だって、この国は貴方が変えた国
ブラッド・アイを受け入れてくれた国だから






「ありがとう…グレイ様。大好きです」

「うん、俺も好きだよ」











end

< 213 / 214 >

この作品をシェア

pagetop