チューリップの王子様
「お前は、明日競りにかける。死にたくなかったら大人しくしてるんだな」
まるで、動物を入れるような檻の中に私は入れられた
そこから見える風景は、明日の私の運命のような光景
複数の女の人が並ぶ
そこに来る人は、ほとんどがヤらしい目付きの男ばかり
商人と男達の会話でわかったこと
ここは、男達の性欲を満たすための女を扱う専門の場所らしかった
じゃ、さっき男に買われて行った女の子もきっと…
その後も、目の前で売られて行く女性を見続けた
そのたびに、恐怖と人に対する不信感が募っていく…