チューリップの王子様

ゆっくり目を開ける


すると、目の前にはさっきの女が居た
その顔は、驚愕の色に染まっていく


あぁ、やっぱり駄目だ…


諦めて、次の女の言葉を待つ

すると


「うそ…だってさっきは…」


私の目を覗き込んで、何回も私の目を確認する

え…?

意味が解らず固まっていると、どこからかレインさんが現れ、女の後ろから鏡を見せてくれた

そこに写し出された姿に、私は驚いた




真っ赤であるはずの私の片目は


右目と同じ黄色だった

< 55 / 214 >

この作品をシェア

pagetop