チューリップの王子様
ゆっくり目を開ける
すると、目の前にはさっきの女が居た
その顔は、驚愕の色に染まっていく
あぁ、やっぱり駄目だ…
諦めて、次の女の言葉を待つ
すると
「うそ…だってさっきは…」
私の目を覗き込んで、何回も私の目を確認する
え…?
意味が解らず固まっていると、どこからかレインさんが現れ、女の後ろから鏡を見せてくれた
そこに写し出された姿に、私は驚いた
真っ赤であるはずの私の片目は
右目と同じ黄色だった