チューリップの王子様
もう1人のブラッド・アイ

私が働き始めて、1ヶ月が経った

今、グレイ様は他国の使者と何かを話し合っている


「レインさん。こーゆう仕事って、国王様がやることなのでは?」


グレイ様の仕事振りを見ながら、隣にいるレインさんに聞いた


「本来は、そうなんですが…。国王様は、体が弱い方でして。勉強ついでに、グレイ様が代行をしているんです」


「凄いですね…」


本当に感心してしまう

若いのに、こんなにテキパキと仕事をこなしてしまうグレイ様

その仕事裁きは、十代とは思えない…

< 62 / 214 >

この作品をシェア

pagetop