チューリップの王子様

「美味しい!」

「よかった」


お母様のハンバーグを一口食べる
本当に美味しい


「…。」


食べてる横で、じーっと見つめてくる妹のリーノ


「リーノも…食べる?」


2つ歳の離れた妹に聞く
たぶん…いや、絶対食べたいんだと思う


「え?!だだっ大丈夫です!お姉様のお食事ですもの!り…リーノはお腹いっぱいです!」


うん。
わかりやすい妹だ


「はい」


っと言って、フォークに刺したハンバーグをリーノの前にもっていく


「で…でも…」

「えぃ!」


何か言おうとしたリーノの口にハンバーグを突っ込んだ

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