チューリップの王子様
カノンがリーノ様と話が出来たみたいでよかった
と、もう一つ
俺は心配なことがあった
「えーっと…水、大丈夫だった?」
俺のもう一つの心配とは…
リーノ様に、少量とはいえ水をかけてしまったことだ
「あ、はい。リーノ…様も、わかってたみたいです。お礼を言っておいて下さいと言われました」
「そっか…」
よかった…
1人で安堵していると、カノンが何かを差し出してきた
「えっと…リーノ様からです。渡して下さいと言われました」
差し出されていたのは、手紙だった
俺はそれを受け取り、手紙を開く