あの2日前
俺の小学校は2年と4年の時にクラス替えがある。
入学してから次のクラス替えまでの2年間ずっと俺は春と同じクラスだった。
俺は見た目はまじめで顔もたまに女子に「かっこいい」って言われるくらい。
勉強は得意。
運動はまぁまぁかな。
女子と話しをするのは苦手だった。
女子って自分の話ししかしねーだろ?
俺にとってそんなのはどうでも良かったんだ。
でもしばらく一緒にいるんだし、愛想笑いでその場をごまかしていた。
春は、何をやってもダメ。
バカだから勉強も出来ない。
運動は走らせたら決まってビリで女子から「キモい」とか「こっっち来ないで」とか言われてる。
やっぱアイツ死んだ方がいいよ。
だって何のために生きてるのか・・・。
邪魔。
でも春は俺のこと、親友だって思ってる。
2年の時に初めて春が俺の家に遊びに来た。
小学生になって初めて家に連れてきたのが春だった。
俺の母親も俺に友達が出来たことを凄く喜んで、ケーキやジュースを買ってきて置いてくれていた。
俺達が居間でTVゲームをしていると、母親が仕事から帰ってきた。
「仁~?いる?お友達は~?」
と玄関から大声で俺に問いかけている。
俺はそんな母親を恥ずかしく思い無視をした。
「仁くん?お母さんが呼んでるよ。」
「いいの。あんなババア無視しとこうよ。」
「・・・うん。でも・・・」
「いいから!!春、お前は黙って俺の言う事を聞いてろ!!!」
俺が春にそう言ったのを母親は聞き逃さなかった。
駆け足で居間に入った母親は、俺を怒鳴りつけた。
「仁!!!なんて事を言うの!!お友達に謝りなさいよ。」
母親の言葉を無視すると、母親は春の前にひざをついて、
「仁がひどい事言ってごめんね。お名前は?」
春はまじめくさって答えた。
「いいえ。大丈夫です!葉川原 春です。」
「春くんね!!分かりました。ちゃんと覚えておくね。仁と仲良くしてね。」
「はい!!!」
満面の笑みを浮かべる春に母親もにっこりする。
ムカつく。
そのキモい顔で笑うなよ。
春もババアも。
入学してから次のクラス替えまでの2年間ずっと俺は春と同じクラスだった。
俺は見た目はまじめで顔もたまに女子に「かっこいい」って言われるくらい。
勉強は得意。
運動はまぁまぁかな。
女子と話しをするのは苦手だった。
女子って自分の話ししかしねーだろ?
俺にとってそんなのはどうでも良かったんだ。
でもしばらく一緒にいるんだし、愛想笑いでその場をごまかしていた。
春は、何をやってもダメ。
バカだから勉強も出来ない。
運動は走らせたら決まってビリで女子から「キモい」とか「こっっち来ないで」とか言われてる。
やっぱアイツ死んだ方がいいよ。
だって何のために生きてるのか・・・。
邪魔。
でも春は俺のこと、親友だって思ってる。
2年の時に初めて春が俺の家に遊びに来た。
小学生になって初めて家に連れてきたのが春だった。
俺の母親も俺に友達が出来たことを凄く喜んで、ケーキやジュースを買ってきて置いてくれていた。
俺達が居間でTVゲームをしていると、母親が仕事から帰ってきた。
「仁~?いる?お友達は~?」
と玄関から大声で俺に問いかけている。
俺はそんな母親を恥ずかしく思い無視をした。
「仁くん?お母さんが呼んでるよ。」
「いいの。あんなババア無視しとこうよ。」
「・・・うん。でも・・・」
「いいから!!春、お前は黙って俺の言う事を聞いてろ!!!」
俺が春にそう言ったのを母親は聞き逃さなかった。
駆け足で居間に入った母親は、俺を怒鳴りつけた。
「仁!!!なんて事を言うの!!お友達に謝りなさいよ。」
母親の言葉を無視すると、母親は春の前にひざをついて、
「仁がひどい事言ってごめんね。お名前は?」
春はまじめくさって答えた。
「いいえ。大丈夫です!葉川原 春です。」
「春くんね!!分かりました。ちゃんと覚えておくね。仁と仲良くしてね。」
「はい!!!」
満面の笑みを浮かべる春に母親もにっこりする。
ムカつく。
そのキモい顔で笑うなよ。
春もババアも。