Strawberry & Happy Birthday

ちなみに内容はじじいの腰が急に悪化したからしばらく実家に帰るというもの。









ばれるかな…。





でも例えばれたとしても今は課長の元へ帰るわけにはいかない。









誕生日は独りで過ごすって決めてるから。









知聡がいたときだってそうだった。










私は…祝われる資格なんてない。








ホント、どこの誰が決めたのよ。






生まれてきた日を祝うだなんて。








人間が全て望まれて生まれてきたわけじゃないってのに。












その夜、課長からは電話もメールも来なかった。






もともとそのどちらもまめにしてくれる人じゃないし。







私の置き手紙に納得したってことだよね。






ほっ。



とりあえずは一安心かな。

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