Strawberry & Happy Birthday

「確かに取引やめるわけにもいかないが…。それでも俺には言ってほしかった。恋人って肩書きは飾りじゃないんだぞ。俺を思いやってくれるのはありがたいが、自分を押し殺してまではしてほしくない」



「課長…」







……確かに、課長の言う通りだ。




私が今までしてきたのはただの恋人のフリだ。




課長は私のこと心配してくれるのに、私は自分から線を引いてた。








…馬鹿は私だ。




どうして自分はこうも成長しないんだろう。




お互い支えあっていかなきゃ意味がないのに。




それなのに私は…!!









「ごめんなさい課長。……私、これからはちゃんと話します」



「そうか…。じゃあ早速話してもらおうか。お前ら一体何を企んでる!?」





えぇ!?



まさか課長、それ聞くのが目的だったんですか!?



てか課長どこまで知ってんですか!?




いや、守風ちゃんが喋りすぎたんだね絶対!!

< 145 / 202 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop