Strawberry & Happy Birthday
「確かに取引やめるわけにもいかないが…。それでも俺には言ってほしかった。恋人って肩書きは飾りじゃないんだぞ。俺を思いやってくれるのはありがたいが、自分を押し殺してまではしてほしくない」
「課長…」
……確かに、課長の言う通りだ。
私が今までしてきたのはただの恋人のフリだ。
課長は私のこと心配してくれるのに、私は自分から線を引いてた。
…馬鹿は私だ。
どうして自分はこうも成長しないんだろう。
お互い支えあっていかなきゃ意味がないのに。
それなのに私は…!!
「ごめんなさい課長。……私、これからはちゃんと話します」
「そうか…。じゃあ早速話してもらおうか。お前ら一体何を企んでる!?」
えぇ!?
まさか課長、それ聞くのが目的だったんですか!?
てか課長どこまで知ってんですか!?
いや、守風ちゃんが喋りすぎたんだね絶対!!