Strawberry & Happy Birthday
『お前はどうも意味を履き違えてる気がすんだよ。
守られることと頼ることは全く違う。
自分の力ではどうしようも出来ないことなら俺を頼れ。身内や友達を頼れ。一人で抱え込んでるだけじゃ何も解決しない』
「頼れって…。でも…これは…私の問題で…。私が解決しなくちゃいけない問題で…!」
『そこからしてお前は間違ってんだよ。
お前はお前だけのもんじゃねえ。今も昔もな。
お前が悩んでたら長倉はどうした?お前がケガをしたら長倉はお前を放っておいたか?
違うだろ。
呆れるくらい心配したんじゃねぇか?長倉だけじゃない。ニーナや水山、お前の祖父さんだって心配しただろう。
いい加減気づけ。お前はひとりじゃないってな』
そう言い終わると別れの言葉なしにぶつっと切られた。