Strawberry & Happy Birthday
「うーん。でも今いるかなぁ?ちょっと小梅に聞いてみますねー」
え?
小梅ちゃんに聞く?
そう言ったリナちゃんは、小梅ちゃんの家のインターホンは押さず、携帯を取り出し電話をかけた。
「やっほー!小梅うめー!
――え?人に変なあだ名つけるなって?いいじゃん別に!
それより小梅、今日小梅ママいるー?
―出張?30日に戻る?そっかー。
――うん。いや、あたしじゃなくてさ、なんかすみれさんが小梅ママに用事あるみたいで。
―急ぎ?それはわかんないな。ちょっと聞いてみるよー。
はーい。んじゃねー」
話終えたリナちゃんは携帯をしまい私に問い掛けた。