センチメンタル•パレードの終わりに
<Fromノロ>
<Fromノロ>
…まったく。
たかだか19そこらの小僧が
ミナノと同棲しようとは。
実に腹立たしいことだ。
心の中で文句を言いながら、
鏡に向かってネクタイを締め直す。
月明かりが程良く反射する紺色。
ミナノが私に選んでくれた宝物だ。
ふと、リビングから隣の部屋を見た。
…ミナノはちゃんと眠れているのか?
ユウタのせいでベッドが
いつもより狭くなっている。
(あまりに寝苦しいので私は我慢できなかった。)
ベッドの脇まで近づいてみると、
ミナノの寝息が聞こえる。
うん、かわいいな。
ついでに
ユウタにも一瞥くれてやった。