センチメンタル•パレードの終わりに
「…ゅ…タ…」
「目ぇ覚めたのか?」
「ュ…ゆーたぁ……?」
「ユウタはコンビニに行ってる…すぐ帰ってくるから、大丈夫だよ」
「…お水……」
…水が欲しいのか。
私は立ち上がって冷蔵庫へ向かった。
「…ぅー……」
後ろからミナノの苦しそうな声がする。
ユウタ、早く帰って来い。
私はベッドに戻り、グラスに水を注ぐ。
「ミナノ、水だよ」
「…んー……」
「…少しだけ、体起こせるか?」
「ぅんん…」
眉間にしわを寄せて、唸るミナノ。