センチメンタル•パレードの終わりに

あたしがまだ小学生だったとき。

よくお母さんと一緒に
駅前の雑貨屋さんまで歩いた。

お店の中には、外国から輸入してきたちょっと珍しい文房具など
味のある雑貨がたくさん並んでいた。

お洒落な雰囲気で、
地元の若い人達にも人気があった。

お店の中にはあたしのお父さんがいる。

アンティークな懐中時計を分解してたり、
皮でできた表紙のノートを並べていたり。

あたしとお母さんで遊びにいくと、
外国の切手をくれた。

あたしはそれを、お母さんに貰った
アクセサリーボックスの中に入れる。

< 34 / 51 >

この作品をシェア

pagetop