記憶のつぶ

お昼を食べて、用意して、外にでた。

いつもよりは涼しいもののまだ8月の今は暑いと言える。
車の中は更に蒸した。

お母さんは窓を全開にして走り出した。

ぬるい風が入ってくる。

「ダメね〜窓閉めましょ。」
私も助席の窓を閉めた。
エアコンを入れる。

生暖かい風が出てくる。
暫くして涼しい風が車内を漂う。

「ふぅ〜さて、どうしましようか?どこか‥」

お母さんの顔を見る。

「服でも買いに行く?今年まだ買ってないものね。」
ニッコリとお母さんは言う。私はこくりと頷いた。
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