記憶のつぶ





ーー‥‥‥


携帯が震える。


「はい。」


『裕一郎。この間の食事の事なんだけどー‥』

朋‥

「あー‥わりぃ‥今仕事忙しくて‥」

『あ、うん。いいよ。暇な時で。ごめん、忙しい時に。‥じゃ。』



風が吹いている。風を感じたくて、窓を開けた。


空が低い‥
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