記憶のつぶ
ほんと至る所からレトロな感じが漂っている。




‥彼が、

どこの誰だかわからない私を面倒見てくれて、そろそろ一年。
彼は私に指一本触れない。

本当いい人。

ずーと家にしかいない私に、こんな旅行までプレゼントしてくれた。


なんでここまでよくしてくれるんだろ?

‥彼は“私”の知り合いでは本当にないのだろうか?

…私はいったい“誰”なのだろう?



瞼を閉じてみる。


ただただ…‥闇が続くだけ
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