記憶のつぶ
「…私が貴方の知っている“ゆき”に間違いないのなら、誰にでも逢います。」

“私”を見つけるために。


「幸…」
若い男の人がさらに後ろに立っていた。


たぶん

この人が

裕一郎さん‥



花火はどんどん咲いていく。


理由のわからない涙が頬を伝った…
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