パラレルライン



「んでさ、大原に早速頼みがあんだけどっ」

「鳳城百合ちゃんのこと?」

「そ」


なんだか、ほくそ笑んだ龍太郎の顔が、時代劇に出てくる悪代官みたい。


「まずは最初のミッションだ。鳳城百合のメアドを手に入れてほしいんだ」

「ミッションの報酬は?」

「フフフ…」


うわー出た、悪代官。


「購買のメロンパン、で、どうだ?」


メロンパン…!?





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