パラレルライン



「キューピッドはキモいから、チアガールあたりにしといてくれ。お前はそっちの方が似合ってるから」


え……


「じゃ、よろしく〜!」


チアガール……




昼休み終了のチャイムが鳴り響く。


「そろそろ席つこぉ〜?」

「うわっ課題やんの忘れてた!絢美、課題見せろ」

「え、また忘れたの?」



チアガール…か

あたしは龍太郎のチアガールかぁ……

うん、なんか悪くないじゃん?



『そっちの方が似合ってるから』


龍太郎の何気ない言葉がなんだか嬉しかった。




頑張ろう!
龍太郎に幸せになってほしい!




チアガール絢美、精一杯応援します!!!





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