狼と兎~a childhood friend~

「何だよ…」


「目、瞑って!」


「……は?」


「目、瞑って!」


「何でだよ」


「今から学校まで、目を瞑って歩くゲームするから!」


「はぁ?」


「あたしがちゃんと誘導してあげるから!ほら、早く!」


「んだよ…訳わかんねぇ…」


そう言いながらも聖は目を瞑った。


ふん、馬鹿め。


まんまとひっかっかったな!


このまま、あたしが誘導するフリをしてそのまま犬のウ○コを踏ませる!


ふははは。あたしの計画は完ぺきだ。


「そのまま目、瞑っててよ!」


あたしは聖の腕を引いて歩き出した。


さぁさぁさぁ!


ついに聖を恥にさらす時が来た!このまま、誘導すると見せかけて犬のウ○コを聖に踏ませる!ふっ。あたしの計画は完ぺきだ。


ふははは。あいつもこれでおしまいだ。


聖が犬のウ○コを踏んだ時の顔を想像しただけで笑えてくる…。


そしてポイントの場所についた。


だがしかし…あたしは大事な事を忘れていた。


それは今、ポイントの場所について気がついた。



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