可愛く無くてごめんなさい~わがままお嬢様とその執事~愛鈴編
あたしにとって、高瀬。


貴方は空気みたいな存在だった。


居てくれて当たり前。


生きて居るのに必要な、大切な空気。


あたしにとって、お母さまであり、こ……っ!



こ…恋人(やだわ、声が裏返るなんて)…で。


ずっと、一緒に居たから。


明日も明後日も、ずっとずっとずっとずっと……。


変わらないんだって、そう思ってた。


まさか……。


高瀬。


それが崩れる日々がくるなんて。


思っても見なかったのよ。
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