可愛く無くてごめんなさい~わがままお嬢様とその執事~愛鈴編
「~~…。高瀬。」


「はい。」


にこやかに笑って、高瀬。


あたしに、ベッドテーブル(ベッドの上で軽食を取る時に使用する、足付きのお盆)を差し出す。


「今朝は、チーズオムレツに、各種焼きたてのパン。スープは、お嬢様のお体の為です。お残しになられませんように。デザートは、杏のシャーベットです。」


う。


「セロリ、キライって知ってるじゃないっうえ。人参も入ってる…。」


「お嬢様…。お言葉遣いにはお気をつけを…。」


高瀬。


困った様に、あたしを見てる。


「なっ何よっちゃんとした所に出たら、出来るわよっ」
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