可愛く無くてごめんなさい~わがままお嬢様とその執事~愛鈴編
「…??どうかなさいましたか?」


尋ねる高瀬の声に、ちょっとだけ不安の色を感じた。


「え?」


「いえ…ため息をつかれていらっしゃるので。もしかして、お口にあいませんでしたか?」


はぁ??


「違うわよ。憂鬱なだけ。」


「はぁ…。」


と、高瀬。


曖昧に頷いて、


「それはやはり。明日のダンスパーティーですか?」


尋ねた。
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