可愛く無くてごめんなさい~わがままお嬢様とその執事~愛鈴編
「まだ起きてらしたのですか??」


「…まあね。高瀬はまだ起きてるの??」


「私は…いつももっと遅いですから。」


と、高瀬が微笑む。


「何か…軽く召し上がりますか??夕食も余り召し上がってませんし…。それに、早かったですし…。」


言われてみて気が付いた。


ちょっとお腹空いたかも。


「そうね。何か…パイみたいな感じのがあれば…。」


ちょっと太りそうかもだけど。


何だか今は。


それでも良いかな、なんて思ったりもする。

「あ…はい。ルバーブのパイ、アップルパイ、パンプキンパイがございますが…………。」


ん~。


そうね。


迷うけど。


「パンプキンパイを頼むわ…。」



「かしこまりました。では、暫くお待ち下さい。」


< 56 / 94 >

この作品をシェア

pagetop